世界の類似例 〜ヤマネブリッジ 詳細〜

ニホンヤマネ保護研究グループが建設に全面的に協力した、野生動物のための橋です。
規模が大きくなかなか普及には至りませんでしたが、そのノウハウの多くはアニマルパスウェイに継承されています。

設置場所
県道28号の清里大橋を渡り、清里駅に向かう途中にある。

工事による森の分断

1998年に山梨県北杜市高根町清里の県道にトンネルが建設され、周辺の森の一部が伐採、分断されました。
この森には、環境省レッドリストで準絶滅危惧種に指定されているニホンヤマネをはじめ、たくさんの野生動物が棲息しています。

樹木伐採の様子分断された森の様子完成したトンネル

完成したヤマネブリッジ

ニホンヤマネ保護研究グループでは、保護対策の一環として「ヤマネブリッジ」の建設を山梨県に提案し、道路の案内表示を兼ねる形で建設が実現しました。鋼鉄製の堅牢なつくりで、ブリッジの内部は人がかがんで通れるほどの広さです。

外観ブリッジに取り付けられた道路表示板ブリッジ内部から道路を見下ろした様子

動物のための工夫と成果

設置後、ブリッジの内部の巣箱調査とモニタリングカメラによる写真撮影により、動物の利用を確認しました。

底板を置き、車のライトなどの光を遮っています。内部に巣箱を複数設置。野鳥の巣を確認しました。
動物がつかまって移動しやすいよう、ブリッジの内部に樹木の枝やロープ(右上)を渡していますブリッジを利用するヤマネ

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