アニマルパスウェイの定義と必要性

アニマルパスウェイとは?

「アニマルパスウェイ」とは、道路建設等で分断された森林をつなぐ樹上性動物のための通り道を表す造語です。
研究会では、設置しやすい仕様の「普及型アニマルパスウェイ」を研究・開発し、日本や世界各地に広める活動をしています。

普及型アニマルパスウェイの要件

  • 樹上性動物が利用しやすい形態および環境であること
  • 総工費を200万円以下に抑えること
  • メンテナンスフリーであること

なぜアニマルパスウェイか?

道路や鉄道と森林分断

国内の道路の総延長は約120万kmで地球を約30周する距離です。 鉄道は約2万7千kmです。実はこのような連続した構造物はあらゆる自然環境、人工環境を分断することになります。特に森林地帯や山岳地帯を通過する道路や鉄道は森林を分断することが多く、回避、低減、代償(ミチゲーション)の順番に生態系に配慮して計画します。代替は最終的な手段として用いられます。

既に森林を分断して開通している道路や鉄道についてはその代替する手段を講じる以外に方法は少なく、哺乳動物はロードキルなどの被害にあっています。たぬきや鹿などに対してはボックスカルバートなどでアンダーパスが作られ、その利用も確認されています。

中型哺乳類のロードキルアンダーパスの例アンダーパス内に残る足跡
ホンドリスのロードキル

しかし、樹木の枝の重なりを利用して移動する樹上性動物には、現在のところほとんど代替手段がありません。ロードキルの記録があってもかえりみられていないのが現状です。

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森林が分断されると餌を得る機会、繁殖機会が少なくなるため、地域での貴重種の減少や絶滅につながります。

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また、同一種内でも遺伝子の多様性は失われ、遺伝子の劣化を招きます。

樹上性動物が安全に道路や線路を横断し、細分化された森を一体的に利用するのためのアニマルパスウェイが必要となります。

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